長男の肌

漢方のはずが最強クラスのステロイドだった話・前編

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こんにちはコトブキです!

みなさんは
病院の先生の診断や
処方された薬を疑ったことは
ありますか?

たとえば、
とても話しやすくて
親身になってくれて
自分に寄り添ってくれるような、

そんな先生だったらどうでしょうか。

今回は
【長男の肌】ひどい乳児湿疹と戦った1歳までの記録
に続く【長男の肌】のおはなし、第2弾です。

信頼できる医師から処方された
ものすごくよく効く漢方クリームといわれる薬に
実は最強クラスのステロイドが
使用されていたというおはなしです。

私は医師や専門家ではありません。

ここに書かれていることは
ステロイドを否定する主旨ではなく
あくまで私の経験談です。

 

漢方クリームと出会うまでの経緯

「ステロイドは使いたくない」をつらぬいていた

漢方薬

かなりひどかった長男の全身の湿疹に
せっせと毎日塗っていたのは
紫雲膏(シウンコウ)や太乙膏(タイツコウ)という漢方のぬり薬。
(のちに出てくる漢方クリームとは別のもの)

漢方に即効性はないといいます。

当然完治するということはなく
全身カサカサかゆかゆであることに
変わりありませんでした。

軟膏2

相変わらずステロイドでの治療は拒否
効いているのかわからない
漢方のぬり薬と

アレルゲン除去の離乳食と母乳で
長男の症状が悪くならないよう
常に気をつけていました。

悪くはなっていないけれど
快方に向かっているという実感もうすく
停滞気味な生後10ヶ月ごろでした。

山口医院を初めて受診する

医師の後ろ姿

病院名は伏せようかかなり迷いましたが
「漢方クリーム ステロイド」
で検索すれば容易に当時の情報が出てきますので
あまり隠す意味を感じないので実名を出します。

そんな長男の肌の様子が停滞していたころに
母がネットの口コミで見つけてきた
山口医院という病院。

なんでもそこの
漢方クリームがステロイドも使っていないのに
乳児湿疹やアトピーにてきめんに効果があるとか。

母もかわいい孫のためにと
このころはいつもアンテナを高く
情報収集をしてくれていました。

そして帰省した際に
さっそく山口医院を受診してみることにしました。

着いてみるとそこは
地元で愛されている病院なんだろうなぁと
思わせる、アットホームな雰囲気の病院でした。

怒る医師

長男の乳児湿疹が悪化してから
いろいろな病院に行きましたが
ほとんどの病院で母親の私を責めるような言葉をかけられました。

当然と言えば当然。私が医師の立場だったら同じことを言ってしまっていたかもしれない!

「こんなになるまでなぜほっといたんだ」とか

「ステロイドはできれば使いたくない」
と言うと、はぁ〜?おまえもかよ…という
呆れたようなバカにしたような態度をされることが多く

初めての病院で長男の肌を診てもらうときは
また責められるんだろうなと
異様に緊張し萎縮するのが癖になっていました。

名前を呼ばれ診察室に入り
緊張しながら抱いている長男を
山口先生に診てもらいました。

ステロイドはできれば使いたくないことも
おそるおそる伝えました。

先生は長男の顔をじっと見つめ
あし、腕、おなか、背中、
を診たあと

「うん。大丈夫、キレイになりますよ。」

と言ってくれました。

決してにこやかな先生というわけでは
ありませんでしたが

ひたすら不安げな私を安心させてくれる
自信にあふれた口調で処方する漢方クリームの説明をしてくれました。

  • ステロイドは一切入っていない
  • 中国人の先生がいて
    漢方を調合して作っている
  • 顔用と体用で1番と2番がある
  • ぬり方はほんのすこしでいい
  • 保険はきかない

などなど。

もうずいぶん前のことなので全部は覚えていませんが、丁寧に話してくれたことを覚えています。

そしてまた
「大丈夫、よくなりますよ」
と言ってくれました。

今まで一度も聞いたことのなかった

「よくなりますよ」は、

長男をこんな体質に産んだ自分を責め、
いろいろな病院を受診して
また医師たちからも責められ、

なにが正しいのかわからず
ただただ自分からも他人からも
責められているような気がしていた私が
のどから手が出るほど欲しかった言葉でした。

漢方クリームの値段

漢方クリーム

この小さなクリームはひとつ5g4000円です。

顔と体用で1番と2番を使い分けるので
初めて受診した日は2つで8000円の支払いでした。

こんな小さいのにけっこうするなぁ…
漢方って高いよなぁ…
と思いましたが

長男の肌によいとされるものは
試してみるしかありません。

うわさ通りの効果

キレイな花

ちょっと高くない?
と思った自分バカ!と思うほど
うわさ通りの効果を見せてくれました。

ぬる頻度はもう忘れてしまったんですが
入浴後には必ずぬっていたと思います。

本当に少しだけ
つまようじの先にちょっとつけた程度の量で
丁寧にぬり広げました。

ケチケチ使っていたとも言う

伸びもよくベタつかず
香りもいい白いクリームです。

花の香りのような
子供のころにかいだ
キレイなお姉さんのお化粧のにおいのような
やわらかい香りでした。

ほおずり親子

それまで使用していた
紫雲膏(シウンコウ)や太乙膏(タイツコウ)などの
漢方のぬり薬は、ごま油や紫根など
漢方独特の調合でいいにおいとは程遠いものでした。

ベタつくし臭うし
色も濃いし服につくし

あんなに毎日たよりにしていたくせに
途端にこれらの薬はスタメンから引きずり降ろされたのでした。

使用していた漢方の薬については
また別の記事にまとめます。

こうして10ヶ月にわたり
長男を苦しめたひどい湿疹が
あっけなく数日でキレイになり始め

1週間後には湿疹なんてどこにあるの?
というほどキレイになったのです。

涙がちょちょぎれるほどうれしくて
「お肌すべすべでかわいさに拍車がかかるー!」
とそれまで自粛していたほおずりをたくさんしました。

まさかこの漢方クリーム
ステロイドが含まれているとは
このときは知る由もありませんでした。

漢方クリームがステロイドだった
漢方のはずが最強クラスのステロイドだった話・後編病院で「漢方しか使っていない」と処方されたクリームに実はステロイドが含まれていた時のおはなしです。テレビでも報道され集団訴訟にまで発展しました。後編では、知らずに息子に塗っていたことへの後悔よりもステロイドを過剰に拒否して適切な治療をしてあげなかったことへの反省をつづっています。 ...
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