子育て

ゲームが大好きな子供との親もラクになるルールの決め方

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子供が小学生くらいになったころから

「うちの子家でゲームばっかりしてるのよ!」

というセリフを
「今日はいいお天気ですね」
くらいの定型文としてしょっちゅう耳にするようになりました。

ゲームが好きな子、本当に多いです。

我が家の3人の小学生もゲームが大好きで
ほっといたら3日間くらい寝食を忘れてやり続けるのではないかと
わりと本気で思います。

その集中力ほかで発揮してよ!
そしたらかけ算九九覚えるときにあんなに苦労しなかったのに!
と思います。
ゲームに夢中な少年

せっかくですから
そのゲームをやりたくてたまらない
子供のやる気をうまく活用し
「やることをやったらゲームができる」
のは大前提として
「お手伝いしたらもっとゲームができる」
というルールも加え

ついでに親もラクしちゃおう!

というのが我が家のルールです。

実際にこのルールができあがってからは

「ゲームばっかしてないで宿題やりなさい!」

と口うるさくいう機会が減り
家事も手伝ってもらえて
私自身がラクできるようになりました!

子供もゲームを堂々とできるし
親はラクになる
お互いwin-winのルール!

ぜひお子さんに合わせて取り入れてみてください!

親もラクできるゲームのルールづくり

ゲームをやるための基本ルール

 

時間

  • ゲームは基本11時間
  • それ以上やりたい場合はお手伝いポイントを稼ぐこと(後述)
    ただしどれだけ稼いでもプラスできるのは30分まで
    (合計1日1時間30分まで)
  • 平日は夜8時半まで
  • オンライン禁止
    1時間使い切らなくても残りの時間を翌日に繰り越すことはできません

 

優先順位

  1. 宿題
  2. 学校のしたく
  3. かたづけ

    この3つが終わらないとゲームはできません

子供たちの生活の中でもっとも大切な
学校のやるべきことを最優先するように決めました。

子供たち自身に自分のやるべきことの優先順位を考えさせ

ゲームは本来はなくてもいいもの
なので

優先順位の一番下であることを理解してもらいました。

また、タイムリミットは夜8時半なので
習い事などがある日はこの3つを早く終わらせなければ平日はゲーム時間が捻出できません。

親もうれしいゲームのルール「お手伝いポイント制」

 

お手伝いポイントのルール

  • お手伝い内容に応じてポイント数を決める
  • 1ポイント=1分ゲームができる
  • 1日に使えるポイントは最大30ポイントまで
  • 稼いだポイントは当日と翌日の二日間有効

我が家は3人兄弟なので
1人があれもこれもと欲張って稼ぎすぎると
他の人のやることがなくなりポイントが稼げなくなるため

ポイントの有効期限を2日間に設定し
たくさん稼ぎすぎてもポイントを使いきれずに失効する仕組みにしました。

日々コンスタントにお手伝いしてもらうためにもポイントが失効していくルールが有効です。

寝る時間や習いごとの時間が来たりして
せっかくお手伝いしたのにポイントを使いきれない日も翌日に繰り越して使っています。

お手伝い隊

 

お手伝いポイント表を作る

 

↓こんな感じの表を作って貼っておくとわかりやすいです。

5ポイント10ポイント15ポイント
玄関のクツをそろえる浴槽そうじ皿洗い
ごみ拾いお風呂床そうじトイレそうじ
ゴミ箱に袋を入れる洗濯物をとりこむ洗濯物を干す
お皿をさげる洗面台そうじ階段そうじ
テーブルを拭く脱衣所そうじたたみの部屋そうじ
お父さんの布団を敷くテレビ台そうじおつかい
食洗機の食器をしまう
テーブル下そうじ
デッキほうきがけ
カーペットコロコロ

 

 

どんなお手伝いがいいか

子供手伝い
  • 子供でもできること
  • 教えればできるようになりそうなこと
  • 危険でないもの
  • 多少ザツにこなされてもこちらがストレスにならないもの
  • 名もなき家事と呼ばれるもの

低学年の子供がそうじ等まだあまり上手にできないことも考慮し
厳しくしすぎないよう心がけています


兄弟の場合は
下の子に不利にならないよう
上の子にしかできないようなお手伝いばかりではなく、みんなができそうなものを入れています。

また、ここにないものでも
その時に応じてこちらが依頼することもあります。

「今日は枕カバー洗ったから枕入れてくれたら10Pあげるけどやる人〜」って募集します!

 

ポイント制のメリット

  • 時間の感覚が身につく
  • 計算を自分でするようになる
    例:30ポイント集めるには5ポイントのお手伝いをいくつと、10ポイントをいくつ、など
  • 限られた時間内で計画的にやろうとする
    例:1時間が60分であることを理解し3つのゲームを20分ずつやろう

ポイント制のデメリット

  • スマホで時間計ってー!トイレ行くから一時停止してー!などたのまれる
  • もしくはスマホをうばわれる
  • 安いタイマーを与えると時間を設定する際にピピピピうるさい
    「60分なら最低60回、間違えるとまたリセットして60回」が地味にうるさい

 

無効になる場合

  • お手伝いの後始末をしない
    例:カーペットのコロコロをしたあとに剥がした紙を捨てずにちらかしている
  • やらなくていいことをやる
    例:玄関のクツがすでにそろっているのに少し動かしてそろえたという
  • やったふり
    例:お風呂そうじをシャワーをサーっとかけて終わりにする

 

そのほかのゲームのルール

友達とゲーム

友達とあそぶときのルール

  • 友達と外であそぶときはゲームをもって行かない
  • 友達が家にあそびにき来たときは自分の持ち時間を気にせずやってもいい
  • 一人だけでしかあそべないゲームはしない
  • みんなで盛り上がれるものをやる
    例:マリオカート・マリオパーティ・桃鉄など

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週末ルール

  • 金曜日に出た宿題はその日にしてもしなくてもOK
  • 金曜ロードショーが終わるまで夜更かしOK
  • うわばきは土曜日夜までに洗う
金曜ロードショーでジブリとかコナンとか見るよね

 

ゲームのルールを決めるときのポイント

ゲームのルールを決めるときは必ず子供と相談

ルール決め

親が子供をリードしてルールづくりをすることは大切ですが
全て親が決めてそれを子供に押し付けるのはオススメしません。

勝手に作ったあげく
守らないならゲームを取り上げる
というのは
ゲームを人質にとって脅迫しているように子供の目には映ってしまいます。

あくまでルール決めは自分たちも納得したかたちで行われ、納得したからには守るようにしようという責任感を持たせる必要があります。

もちろん子供の出すゆるゆる条件を
すべて飲めということではありません。

よく話し合い、
双方納得した上で決定したり
変更したりすることが大切です。

暗闇でゲームする子供

ルールを破ってウソをついて
隠れてコソコソやるようにならないために
少々めんどうでもここはじっくり決めた方がいいです。


ゲームのルールを破ったときはどうするか

ルールを守らないときにはどうしよう?

ペナルティとしてゲームを取り上げるのはかわいそう?

カンシャクを起こして泣いて暴れる子もいる?

もめる親子

ペナルティとして大好きなものを取り上げると親との信頼関係が悪化するなど、
罰を設けることに反対の意見もたくさんあります。

あくまで我が家のルールですが

うちはペナルティあります。

理由は簡単です。

「ルール作りの段階で子供自身も関わっているから」です。

ルールを決めた責任は自分にもあり、
守ると約束して作ったものです。
守らないと意味がありません。

ルールを守らないほうがよっぽど信頼関係にヒビが入るのよ!

しかし子供ですから、
もちろんルールを破ってしまうこともあります。

ですので、
ペナルティも自分たちで決めさせています。

たとえば、

「学校のしたくをしたとウソをついてゲームをした場合、翌日はゲームなし」

とかですね。

レッドカード

我が家ではやるべきことの優先順位を大切にしているので
それを守らなかったりウソをついてやったことにした場合は
問答無用、容赦なくゲーム禁止です。

今のところこれで問題はありません。

子供自身もわかっているので
特に文句もいわず受け入れています。

ペナルティについて子供から意見があればその都度聞き入れ
改正をくりかえしてして今のルールになっています。

家庭の考え方に沿ったルールを見つけてください!

 

ゲームを持たせないことよりいかに付き合うかが重要

ゲームコントローラー

我が家はもともと

「ゲームなんて親が与えなければいいだけの話」

「ゲームやりすぎで困っちゃう」だの

「ゲーム依存症気味で心配!」だの

そんなもん自分で買い与えて管理もできない保護者の責任でしょ!

と、子供たちが小さいころは簡単に考えていました。

言うは易く行うは難し。

 

現実はもっと複雑で、

子供の年齢が上がるにつれて
周囲の友達もゲームを持っている子が増え
三年生になるころには我が子の周りで
ゲームを持っていない子はいないというくらいの普及率でした。

買わないの一点張りを通しても

ゲームを持っていない子が持っている子の家に遊びに行くとここぞとばかりに一人でゲームばかりしている

という話を聞いたり

ゲームのある子の家におしかけてその子とは遊ばずゲームばかりする

など

むむむむ…
うちの子もそうなるのかな…
これは買ってあげた方がいいのでは…

とゲームを与えないという決意はグラグラに揺らぐのです。

問題は子供だけにとどまらず、

子供のころに家がきびしくゲームをやらせてもらえなかった反動で家ではスマホゲームばかりしているという友人の夫

大学時代に一人暮らしを始めた同級生がゲームをさせてもらえないまま成人し見事プレステにハマり学校に来なくなり留年した

という身近な大人の実例を踏まえると
私の安易な決意はいとも簡単に崩れ去ったのでした。

親の立場としてはなんとなくやらせたくない気持ちもわかりますが
極端に遠ざけて親の目が届かなくなったときにどハマりされる方がタチが悪いように感じます。

 

ゲームで叱られる子供

過度にゲームを悪者に仕立て上げるのではなく、きちんとルールを定め

決められたルールの範囲内でならあそんでもいいこととし、

生活をゲームに支配されない付き合い方を子供には身に付けさせよう

という方向へと変わっていきました。

たくさんありすぎるように感じるルールですが、毎日のことですので子供はすぐ覚えます。

お子さんとよく話し合ってゲームとうまく付き合っていきましょう!

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